US NAVY サービスシューズ の 説明書(年代判別、年代ごとのマイナーチェンジ)

Fashion

古着好き、いや、ファッション好きから長年支持され続けてきた サービスシューズ。
まさにこれから沼にハマっていくきっかけにもなろうアイテムだと思います。

このアイテムから派生して古着好きになったり、革靴にのめり込んでいったりと...。
非常に良いアイテムだと思います。

サービスシューズは1940年代~1990年代まで長期に渡って生産されてきました。
そのため、流通量も比較的多いいアイテムですが、そのわりには高値で取引されているような印象があります。一言でサービスシューズと言ってもいろんな種類がありますが、この高値で取引されているという事実はUS NAVYサービスシューズが非常に人気だという裏付けにもなっていると思います。

そんなみんな大好きなサービスシューズですが、今回はどのように年代判別を行ったらいいのか?というところに焦点を当てて解説したいと思います。

この記事を見ることでサービスシューズの年代判別が完璧に行えるようになると思います。

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40年代のサービスシューズの特徴

出典: https://aucfree.com/
  1. アイレット下のステッチがダブルステッチ
  2. ウィズ(足幅)の表記が「A、B、C、D、E…」
  3. Tバック
  4. 5アイレット もしくは 6アイレット
  5. コントラクトナンバーが 「 NXSX 」もしくは 「 N5SX 」
  6. シュータン裏 フェルト素材
  7. MUNSON LAST(マンソンラスト)

40年代のサービスシューズの特徴は上記のとおりです。
中でも、サイズが8以下の日本人向けのサイズはもともと個体数が少ない&年々いい状態のものが減ってきているのもあり高値で取引されています。

もし、マイサイズがあったら即買いで間違いなしの商品かと思います。

アイレット & ステッチ

出典: https://aucfree.com/

40年代の物は 5アイレットと6アイレットのものが混在しています。
アイレット下のステッチに関してはダブルとなっていて、60年代になると簡略化とコスト面の問題によってシングルへと省略されます。

ウィズの表記 & コントラクト

出典: https://aucfree.com/

靴のサイズを表す数字の後ろについているアルファベットがウィズの表記です。
40~50年代の個体のウィズの表記は、革靴好きなら馴染み深いA~Fのアルファベット一文字での表記です。
革靴にあまり馴染みのない方向けに説明しますと A から 後ろに行くにつれて幅が大きくなります。

コントラクトでおおよその年代を把握することも可能です。
以下の通りです。

1940年代 NXSX or N5SX
1953年〜1961年 DA
1962年〜1977年 DSA
1978年〜1993年 DLA
1994年以降 SPO

Tバック

出典: https://aucfree.com/

40年代の物は上記の画像のようにヒール部分の革の形状がアルファベットの「 T 」の形に似ていることからTバックとの愛称で呼ばれています。

レザーソール

出典: https://aucfree.com/

70年代までは上記写真のようにレザーソールが使用されています。
80年代以降になるとラバーソールへと変更されていきます。

シュータン裏 フェルト素材

シュータン裏は、80年代まで上記のようなフェルト素材が使用されていました。

MUNSON LAST(マンソンラスト)

40年代の物と50年代の物は仕様がかなり似ていますが、大きな違いとして挙げられるのがMUNSON LAST(マンソンラスト)と言われています。

マンソンラストとは、どんな足の形の持ち主でも履けるようにと考えられた特別な木型で、当時優秀なシューズメーカー何社かが軍からの要請を受け生産していたと言われております。

後にその内の1社を買収することになったALDEN社は、このマンソンラストに改良=モディファイを繰り返し新たに生まれたのがALDENでも有名なモディファイドラストと言われております。
(諸説あり、マンソンラストはNAVYの靴には使用されていないという説もあります)

50年代のサービスシューズの特徴

  1. アイレット下のステッチが シングルorダブル
  2. ウィズ(足幅)の表記が「A、B、C、D、E…」
  3. Tバックorドッグテール
  4. アイレットが6ホールのみ
  5. コントラクトナンバーが「 DA 」
  6. シュータン裏 フェルト素材

50年代の特徴は上記の通りです。
50年代のものに関しては40年代の物と60年代のものの仕様が混ざっているので、最も注意深く見ないといけない年代です。

ディテールのみでは100%、年代を判断することが困難なため、以下の方法をオススメいたします。

  • コントラクトナンバーから年代を確認する
  • ウィズのサイズ表記が「A、B、C…」か確認する

コントラクターがDAでウィズの表記がABCなら50年代確定です。

60年代のサービスシューズの特徴

  1. アイレット下のステッチがシングルorダブル
  2. ウィズ(足幅)の表記が「XN・N・R・W・XW」に変更
  3. ドッグテールのみに
  4. コントラクトナンバーが「 DSA 」
  5. シュータン裏 フェルト素材

60年代の特徴は上記の通りです。
60年代は50年代のもと比べ、判別がしやすいです。

また、この年代以降のサービスシューズは仕様がかなり簡略化されていきますので、狙うのであれば60年代までのお品物がいいかなと個人的には思っております。

ウィズ(足幅)の表記が「XN・N・R・W・XW」に変更

出典: https://aucfree.com/

ウィズの表記が「XN・N・R・W・XW」になりましたので判断が容易だと思います。
アイレット下のステッチは他のサイトによってはシングルのみと說明されているサイトがありますがダブルステッチの物も存在します。
憶測の域を出ませんが、おそらくコントラクターによる違いだと思われます。

70年代のサービスシューズの特徴

  1. アイレット下のステッチが省略される
  2. アイレットが5つに変更
  3. ウィズ(足幅)の表記が「XN・N・R・W・XW」
  4. ドッグテール
  5. コントラクトナンバーが「 DSA 」
  6. シュータン裏 フェルト素材

70年代のサービスシューズの特定は非常に簡単です。
アイレット下のステッチがなくて、レザーソールであれば70年代の物と言えるでしょう。

アイレット下のステッチがなくなったので60年代以前の物と比べるとスッキリとした印象を受けます。
好みの問題かと思いますが、60年代の物よりもスッキリした靴がほしい方は70年代もありかなと思います。
レザーソールはこの年代までですのでレザーソールがいいけど、他のディテールはそこまでこだわらないという方にも探しやすさの観点から、より古いものよりもこちらがオススメです。

アイレット下のステッチが省略される
出典: https://aucfree.com/
出典: https://aucfree.com/

80年代のサービスシューズの特徴

  1. アイレットが5つ
  2. ウィズ(足幅)の表記が「XN・N・R・W・XW」
  3. ドッグテール
  4. シュータン裏の生地がコットンに変更
  5. ラバーソールに変更
  6. シュータン裏 コットン素材

80年代の物の年代特定も非常に簡単です。
ラバーソールが使用されていて、シュータン裏がコット素材であれば80年代の物と言えるでしょう。

この年代以降さらなる簡略化が進んでいきますので、どれだけ妥協してもこの年代までで探すことを推奨いたします。

ラバーソールに変更

出典: https://aucfree.com/

この年代からラバーソールに変わりました、個人的にはレザーソールが大好物ですが、滑りやすいからラバーがいいという方も多くいらっしゃるかと思いますので、そういった方はこの年代の物がオススメです。


シュータン裏 コットン素材

この年代から以前までフェルト素材だったものがコットンのヘリンボーン生地に変更がなされました。

コントラクトナンバーから年代判別

サービスシューズはかなり古い靴ですので、コントラクトナンバーが見えなくなってしまっている物も非常に多いです。ですが見えるものに関してはここから判断してしまうのもいいかと思います。

そもそもコントラクトナンバーは軍が管理するために1個体1個体に振られた管理番号のようなものですので最も正確に判断できる箇所とも言えます。

ですが、見るのに慣れていないと、年代やコントラクターなどによって表記方法が若干異なりますので少々敷居が高く感じるかと思います。

注目してほしいところは赤丸で囲っている場所です。
これは66年ということを表していますので、上記の固体は66年製の物と判断ができます。

年代判別のフロー & 早見表

  1. コントラクトナンバーの確認
  2. アイレット下のステッチの有無の確認
  3. アイレット下のステッチがダブルかシングルかの確認
  4. Tバックorドッグテール の確認
  5. ウィズのサイズ表記の確認
  6. レザーソール or ラバーソール

民間品に注意しよう

民間品と聞いて、古着が好きな方やミリタリーが好きな方は何をどういった物を指すのかわかると思いますが、そういった人ばかりではないので一応解説させていただきます。

民間品とは、軍に使用される為に作られたものではなく、民間企業が軍の実物品を真似て作った物になります。
その逆に実物品は、実際に軍で使用するために軍で作られた物を指します。
実物の軍用品は国がお金をかけて作った物になりますので、民間品と比べて素材の質がよかったり、クオリティが高いと言うことがあげられます。
少し、語弊のある言い方かもしれませんが、民間品は軍の実物品の「廉価版」という言い方が個人的にはしっくりきます。

出典: https://aucfree.com/

製品としての特徴はコントラクトナンバーの表記が無いことが最も楽に判別できる箇所です。

その他には、製品の仕様と年代のが一致しないことなどがあげられます。

US NAVYサービスシューズでいうと仕様は40年代の物なのに製品自体は70年製、などです。

購入できる場所まとめ

ヴィンテージシューズ、中古革靴を購入できるすべての場所は書ききれませんので定番所だけですが、載せさせてもらいました、定期的にチェックしてもらえればいい個体に出会えるはずです。

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