Dr.Martens(ドクターマーチン) AirWair社とWhite社の見分け方、Made in Englandを探せ、マーチンはダサくない。

Fashion

「Dr.Martens」と聞くとどんなイメージが浮かびますでしょうか?
日本では学生が履いていることが多く、「若者が履く靴」といったイメージが強いのではないでしょうか。
そのため、みんな同じような格好をしていると揶揄されるようになり次第に、非常にバイアスのかかった印象をお持ちの方も多いかと思います。

はたしてDr.Martensはダサいのでしょうか?
度々、「マーチンはダサい」というワードを聞くことがありますが、本当にそうなのでしょうか?


Dr.Martensは、はじめ労働者のためにデザインされた靴でしたそのため非常に歩きやすく、丈夫でそれでいて他のブーツと比べ安く手に入るまさにワーカーのための靴でしたが、やがてイギリスのパンクやロックといったカルチャーと結びつき、若者にも支持されていきました。
そのため労働者から若者まで幅広く、イギリス国民の足元を支えてきた靴はやがて「民とともにある靴」とまで呼ばれるようになりました。

 そんなDr.Martensですが、今回はちょっと知っておくだけでDr.Martensの選び方から、そのバックボーンまでが知れる内容となっています。

この記事を読めばきっと皆さんも古着屋にいってDr.Martensを探したくなるはずです。


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ドクターマーチンの概要

1945年にドイツで生まれ、イギリスの企業が権利を買い取り、イギリスで販売され、世に広まったシューズブランドです。

スキンヘッズの象徴となり、音楽を通じてモッズ、パンクに人気を広げていき、現代に至るまで永きに渡ってファッショニスタに愛され続けてきたブーツの定番ブランドです。

人気の理由はイギリスメイドならではの堅牢性、Dr.Martens(ドクターマーチン)の最大の特徴であるエアークッションソールからくる、ブーツとは思えないほどのクッション性が理由でしょう。

当初はブルーワーカーと呼ばれる労働階級の方に好まれましたが、80年代に入り、 ミュージシャンが着用したことでまたたく間に若者のからの支持を得ました。

現在では若者だけではなく幅広い年齢層、そして男女問わず非常に人気です。
また、古着ブームとも相まって、ヴィンテージのDr.Martens(ドクターマーチン)も注目を集めるようになってきています。

AirWair(エアーウェア) 社より White(ホワイト) 社の物にこだわる理由

ああ、それはオレたちが愛した「ドクターマーチン」じゃないんだ…|日本での大ヒットに、英国人の自虐と皮肉

https://courrier.jp/news/archives/105220/


現行の AirWair(エアーウェア) 社製のものは、樹脂が厚いガラスレザーを使用しており非常に固く、お手入れは楽なもののコーティングが厚いがゆえ、クラックが入りやすいといった欠点もあります。
また、経年変化にも乏しいため、革を育てるような楽しみ方ができないとも一部では言われております。

White(ホワイト)社のDr.Martens(ドクターマーチン)はトゥに丸みがあり、 AirWair(エアーウェア) 社の製品よりぽてっとした可愛らしい印象を受けます。(諸説あり詳しくは下記で)

 Dr.Martens(ドクターマーチン)は元々 AirWair(エアーウェア) 社と White(ホワイト) 社の2つの工場で生産していました。

しかし、1990年代終盤に経営不振によって コストダウンのためWhite(ホワイト) 社での生産を中止、一部を残してイギリス内の従業員をすべて解雇、それ以降は AirWair(エアーウェア) 社のみでの生産となり、製造をアジア(現在はタイ、中国、ラオス、ベトナム、バングラディッシュ)に移しました。1000人あまりの職人が職をなくし路頭に迷い、このことは当時 非常に騒がれました。

今ではヴィンテージの復刻ラインの物以外はイギリス製のものはなくなりました。

そのため、英国人からは革の質が落ち、プロダクトとしてのクォリティも落ちた。
しまいには「それは俺たちが愛したドクターマーチンじゃないんだ」とまで揶揄される状態にまで至ります。

AirWair(エアーウェア)社とWhite(ホワイト)社の見分け方

このDr.MartensがWHITE(ホワイト)社製品なのか AirWair(エアーウェア)社製品なのか以下の6つのポイントで判断できます。
必ず一つのポイントだけではなく複数の箇所を確認して総合的にどちらの個体なのか判断しましょう。

プルタブが「Dr.Martens」

出典:https://aucfree.com/

このポイントが非常にわかりやすく、最も有名な判断箇所です。
現行品含む、AirWair(エアーウェア)社の物は自社の社名である、「AirWair」とプルタブに刺繍されますが、White(ホワイト社)の製品は「Dr.Martens」の刺繍となります。

インソールのプリントのデザインが異なり印字も金色

左がWhite(ホワイト)社製品のインソールです、画像の個体はインソールが黒ですがもちろんベージュ色の個体もあります。
向かって右側が現行品のAirWair(エアーウェア)社製品です。

White(ホワイト)社製品は「Dr.Martens」のロゴが丸で囲われたようなデザインで、なおかつインソールのプリントが金色で印字されています。

White(ホワイト)社の物はステッチが垂直方向に入る

左がWhite(ホワイト)社製品で右が AirWair(エアーウェア)社製品 です。

White(ホワイト)社製品はソールに向かって縫い付けられているのに対して、 AirWair(エアーウェア)社製品 はアッパーの革に向かって縫い付けられています。

すべてのホワイト社製品の個体がこのソールに向かって縫い付けられる個体ではありませんのでここのみでの判断は難しいです。他の場所も確認し、トータルで判断しましょう。

靴紐が丸紐ではなく平紐

出典:https://aucfree.com/

White(ホワイト)社製品のオリジナルのシューレースは平紐です、対して AirWair(エアーウェア)社製品の靴紐は丸紐です。

しかし、当然のことながら変えられてる可能性も非常に高いポイントですので、平紐だったらラッキーくらいの感覚で探したほうがいいかもしれません。

イエローステッチが使用されていないモデルもある

古いDr.Martensを探しているとこういう個体に遭遇することがあります。
こちらもWhite(ホワイト)社製造の個体と判断できます。イエローステッチがないモデルだとよりワークブーツ感が強くなります。
こちらもある方がいいのか、ないほうがいいのかはご自身のファッションスタルと相談して決めましょう。

現行品でもステッチがないモデルや、ホワイトステッチの物やブラックステッチの物も存在しますので気をつけましょう(間違えることはないと思いますが)

AirWair(エアウェア)社のものよりトゥのボリュームがある?

出典:https://aucfree.com/

この特徴はすべてのWhite(ホワイト)社製品の個体は AirWair(エアーウェア)社製品のものより「トゥのボリュームがある」というのを見たことがありますが、これは間違いだと個人的には思っています。

この「トゥにボリュームがある」というのはスチールトゥのことだと思います。


確かに AirWair(エアーウェア)社製品の個体よりも、 White(ホワイト)社製品の個体のほうがスチールトゥが採用されている個体が多いように感じますが、 AirWair(エアーウェア)社製品にスチールトゥ個体がないというわけではありません。
実際に AirWair(エアーウェア)社製品の個体でスチール入を見たことが何度かあります。

それに、White(ホワイト)社の個体でもトゥのボリュームが全然ない個体もたくさんあります。

上記の固体はどちらもWhite(ホワイト)社製ですがスチールがなくてスッキリとしたスマートな印象を受けます。

トゥスチールというものは、もともとがワーカーのために作られたブーツならではの特徴です。どっちがいいとか、どっちが悪いとかの問題ではありません。
好みの問題ですので、どちらがいいかはご自身のファッションスタイルと相談しましょう。

より古いレア個体を狙え

慣れてきたら、より古いレア個体を狙うというのも視野に入れてもいいかもしれません。
主に60年代~70年代の個体の判別方法となります。

60年代にイギリスの企業に買い取られて初めて8ホールを製造したのが1960年と言われていますのでかなり初期に近い個体の判別方法と言えるかと思います。
判別は非常に簡単なのでついでに覚えておきましょう

通称: 刻印前 個体

左の写真の個体が 通称「刻印前」の個体です。
右の写真とどこが違うかと言うと、「made in England」の刻印と「the original」の刻印がないことです。
この刻印が付く前の個体ですので「刻印前」とマニアの中では言われています。

上の写真の刻印のものですとだいたい70年代後期~80年代と断定できます。

更に古くなるとクロスのマークが丸で囲われるようになります。
この刻印の個体ですとおおそ60年代後期~70年代前期の個体と断定できます。

刻印前の個体はどちらの個体でも非常に個体数が少なくほとんど出回らなくなってきました。
マイサイズを見かけた方は是非ゲットしましょう。

今後、価値が下がるということもないと思うので

オススメモデル

出典:https://aucfree.com/
  • 1460(8ホール)
  • ホワイト社製
  • ウェルトが垂直ステッチ
  • スチールトゥ(好みで)

Dr.Martensを語る上で外せない存在は間違いなく1460(通称 8ホール)でしょう。

このブランドアイコンとも言える1460ブーツは1960年4月1日に生産が始まったことが名前の由来と言われております。

Dr.Martensの入門モデルとしてはこれ以上に相応しいモデルはないでしょう。
個人的には「Dr.Martensは8ホールで始まり8ホールで終わる」といっても決して大げさではない気がします。

どこで買える?

White(ホワイト)社の製品は現行品で販売しているわけではないので、中古市場から買うしかありません。定番どころが多いいですが、やはり商品ボリュームの観点から上記4つが最もオススメです。

もし、リアル店舗に足を運んで商品を吟味したい方はウィスラー / チャートさんが商品ボリュームが凄まじいのでオススメです。

Dr.Martensの取り扱いもかなり豊富にあります。
日本一と言っても過言ではありません。

復刻版も視野に入れよう

出典:https://jp.drmartens.com/women.html
出典:https://jp.drmartens.com/women.html
出典:https://jp.drmartens.com/women.html


ヴィンテージの8ホールをかなり忠実に再現しています。ヴィンテージのものを探すのに最も障壁となるのがサイズと状態ですので、この2点で満足のいく個体に巡り会えなければ復刻版という選択肢もありだと思います。

公式通販で買うのもおすすめですが、国内正規品にこだわりがなければ、並行輸入品で安く買うのもおすすめです。

定価よりも結構安く変えます。

今回の記事は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。

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