【永久保存版】靴磨きのやり方、使えるアイテムを徹底解説

Footwear

靴磨きのやり方が分からない。
靴磨きするにあたって、どんなも物を用意すればいいの?
また、靴磨きのアイテムは何がオススメなの?

この記事で上記の悩み全て解決します。


この記事は二万字近いビックコンテンツです。
靴磨きの方法、オススメのアイテムを徹底的に解説しております。

1度で読むには少々しんどいかもしれませんが、靴磨き初心者のかたは是非ブックマークしてもらって、読みながら自身に合ったシューケア用品を見つけてもらえればと思います。

昨今、SNSの急速普及によって多種多様な情報がシームレスに、そして手軽に手に入るようになりました。


情報に限らずモノも現地に出向くことなくネットショッピングで国内外からも簡単に手に入るようになったおかげで
年齢層を問わずいろいろなかたがおしゃれを楽しむことができる時代です。
その中でも特に革靴は販売ルートに左右されやすくお値段もお安くないもの。(一概には言えませんが)
だからこそ、あなたが大切にされている革靴をケアしてみませんか?


きちんとしたケアを行い、大切に履いてあげることで子にも孫にも引き継いで行ける一生の相棒になってくれます。

スポンサーリンク

はじめに

私が靴磨きの方法や道具をお伝えする前に知っていただきたいことがあります。
「そんなのもう知ってるよ!本編を早く!」 というかたは目次よりこの項目を飛ばしてください。

靴磨きは、革靴やブーツを磨く作業、またはその職業である。

引用:https://ja.wikipedia.org

“靴磨き”と聞くと何をイメージされますでしょうか?
上下にスーツ、年齢は少し高めで高級そうな革靴を片手に靴墨を塗るイメージが一般的なのではないでしょうか?
事実、検索窓で「”靴磨き”」と検索をかけますと以下のような結果が出ます。

動画のサムネイル、かっこいいですよね。私もそう思います。
靴磨き職人やプロの方が革靴をキラキラと光るように磨いてくださる。

でもこれってよくよく考えてみると、

  • プロにしか靴は磨けない
  • 靴磨きは紳士の嗜みであり、身だしなみの一つ
  • 大人の男性の所作の一つ
  • 高そうな道具がたくさん必要


・・・かなりハードルが高いと感じませんか?

冒頭でお伝えしましたように、おしゃれを楽しむ方法は多種多様になり
革靴もファッションアイテムとして私服で楽しむ方がかなり増えてきました。

引用:https://jp.drmartens.com

気軽に革靴を楽しめるようになった今だからこそ、紳士の嗜みというイメージの否定はしませんが
もっと肩の力を抜いてたくさんの方に靴磨きを楽しんでいただきたい。

自分の靴を愛してほしい。そしてモノを大事にしてほしい。これが今回この記事を書くに至った経緯です。

靴磨き | シューケア のフロー

まずは靴磨きの工程をお伝えいたします。

このフローを覚えたうえでお読みいただければ、この記事の理解度が高まるかと思います。

  1. シューツリーを入れる。
  2. ホコリやゴミを払い落とす。
  3. 古くなったクリームを落とす。
  4. デリケートクリームで栄養を与える。
  5. 靴クリームで油分の補給
  6. 豚毛ブラシで余分なクリームを落とすとともに艶を出す。
  7. お好みで鏡面磨き

全部で、6工程(鏡面磨きをする方は7工程)あるが、大きな流れは
「汚れ落として」→「栄養補給」
この流れを常に意識してもらい徹底してもらえれば、まず失敗しないと思います。

靴磨き|シューケア  をする前に

まずは自分の靴と相談

まずはじめに自分の持っている靴と相談しましょう。
道具をそろえる前に、靴がカーフレザー(皮の表面に毛穴のあるもの。一般的な革靴はこの皮です。)でできているのかそれとも革表面に光沢のある加工がされているガラスレザー(ポリッシュドレザー)でできているのか。はたまたスエードやヌバック、パテント(所謂エナメル)など、どの素材でできているのかを把握することから始まります。
それから色も。黒い靴のみ持っているなら黒の靴クリームのみで構いませんが、
多色お持ちならそれぞれの靴の色に合わせたクリームを買うか
どの色の靴にも使えるニュートラル(無色)を入手するかに分かれます。
この時点ですこしめんどう…と思われるかもしれませんが素材によってケアの仕方は異なります。自分の靴を把握することが大切です。

シューケアグッズのご紹介

1.シューツリー | シューキーパー

まずはシューツリー。
シューキーパーとも言い靴の中に入れてシワを伸ばし形を整えると共に脱臭・脱湿に一役買います。
正直シューツリーは不可欠です。
これがあるとないとでは靴の寿命に大きくかかわってきます。
ケアするときに入れることで履いた時に現れるシワを伸ばしシワの部分にクリームが入るようになります。

左の靴はシューツリーを入れてない状態。
どうでしょう?かなりシワが寄っていてクタクタですよね。
対して右は同じ靴なのですがシワが伸びノーズがスッキリとした印象。
靴箱に両者並べたときに映えるのは明らかに右です。
ケアするときにも使用し、日々の履き終わった後にも使用するのでシューツリーはとても重要です。

ちなみにワタシはスニーカーにも使用しています。
防臭防湿効果がありますし、
NIKEのエアジョーダンなど履きジワが目立って気になる靴なんかに
おススメです。

【 高コスパシューツリー 】この価格帯の物でも効果を十分発揮してくれます。
シューツリーを持ってない方はとりあえず持っておこう

楽天】レッドシダー シューツリー
※ サイズ交換も無料で行えます。 | ¥2,590 税込

【Amazon】シューツリーレッドシダー
※ 靴磨きクロス、ペネトレイトブラシ付き | ¥2,680 税込

ここで一つ注意点を。
このタイプのシューツリー、見たことありませんか?

一般的によく見かけるタイプ。スプリング式で靴のかかと部分にテンションをかけてシワを取るタイプです。
ケア用品にお金を掛けたくない!という方にはうってつけかと思いますがメリットとデメリットが存在します。

メリット

  • 非常に安価。質にこだわらなければ両足でワンコインほどで揃う。

デメリット

  • 支える箇所が一ヶ所な為、かなりの負担が一点に集まる
  • つま先のシワは伸びるが後ろに行くにつれ変なクセがついてしまう

これは私の父の靴です。シューケアの際に気が付きましたが長年このタイプのシューツリーを使用したせいで、皮を無理やり伸ばしたような、人間でいうと肉割れのようなシワがついてしまっています。
これではせっかくケアしても経年劣化の前には無力です。

このタイプのシューツリーを常に靴の中に入れておくのはやめましょう。


しかし、このスプリングタイプは出張の際のシワ伸ばしやシューケアの時だけの使用は有能です。
軽いし持ち運びしやすいので出張のおともには最適だと思います。


そしてシューケアでブラッシングの際は指を靴の中に入れやすいので便利です。
一時の使用であれば無理なクセが付くことはありません。使い分けを心がけましょう。
プラスチックタイプのものは折りたためるものが多く、軽いので持ち運びに一役買います。
出張のおともに是非。あ、折りたたみ式のプラスチックタイプは指を中に入れると
パタンと折れてしまいますのでシューケアには向きません。ご注意を。

シューツリー はスレイプニル がオススメ

上に紹介しているYRMSシューツリー。
この価格帯のものはエントリーモデルとでも言いましょうか。
かなり良心的な値段で本格的なシューツリーになっています。


ですが良い靴にはいいシューツリーを。
靴好きなら知らない人はいない、少しグレードの高いランクのものをご紹介しておきます。

スレイプニルには何点かおススメポイントがあります。
サイズが豊富で上質なレッドシダー材を使用、そして革靴の種類によって2種類のシューツリーが選べる点が一つ目。
防虫、防湿に加え防臭効果も高いレッドシダーでお気に入りの革靴に新鮮な空気を入れてあげましょう。

  • 防虫効果の高いレッドシダー製
  • 2種類の形から選べる
  • サイズが豊富
  • コストパフォーマンス

正直このクオリティで1万円以下なのはかなり凄いです

より良い物を探し求めたら靴のブランドがその靴のために作ったシューツリーに行きつきます。
革靴を制作したその木型をそのままシューツリーにしているので
靴にピッタリで上質なのですがそれ相応の価格帯になります。
※シューツリーで2万円超えなんてのも珍しくないです。

靴からするとそのメーカーのシューツリーを使ってあげることが理想だと思いますが
靴が一足買えるお値段なのでなかなか手を出しにくい…。
その点スレイプニルはサイズ展開が多く、モデルを2パターン用意しているので網羅できる靴がかなり豊富。
上質でお手頃。そして取扱店の多くはサイズが合わなかったときに交換無料の店舗が多い印象です。
そういった点でもかなりおススメ。


あとはいろいろな靴へのフィッティング力です。

スレイプニル ヨーロピアンモデルの特徴

ヨーロピアンモデルはその名の通りフランスやイタリア製の形がシャープな外国製の靴によいと思います。
ロングノーズのグラマラスなシルエットが魅力的。

  • サントーニ(Santoni)
  • ベルルッティ(Berliti)
  • ジェイエムウエストン(J.M.WESTON)
  • ジョンロブ(JOHN LOBB)
  • マグナーニ(MAGNANNI)
  • オーベルシー(AUBERCY)
  • サルヴァトーレ・フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)

などに適するかと思います。

トラディショナルモデルの特徴

一方のトラディショナルモデルは少し丸みのある形状をしており質実剛健なアメリカ靴やイギリス靴など普遍的なシルエットの靴にピッタリです。そして日本人に多い甲高幅広タイプの足形に合うと思います。

靴からするとそのメーカーのシューツリーを使ってあげることが理想だと思いますが
靴が一足買えるお値段なのでなかなか手を出しにくい…。
その点スレイプニルはサイズ展開が多く、モデルを2パターン用意しているので網羅できる靴がかなり豊富。
上質でお手頃。そして取扱店の多くはサイズが合わなかったときに交換無料の店舗が多い印象です。
そういった点でもかなりおススメ。

国内ブランドだと

  • REGAL
  • スコッチグレイン
  • RENDO
  • KOKON
  • FORME
  • 大塚製靴
  • 宮城興業

インポートブランドだと

  • ドクターマーチン(Dr.Martens)
  • パラブーツ(paraboot)
  • チーニー(JOSEPH CHEANEY&SONS)
  • チャーチ(Church’s)
  • クロケット&ジョーンズ(Crockett&Jones)
  • エドワードグリーン(EDWARD GREEN)
  • オールデン(Alden)
  • アレンエドモンズ(Allen Edmonds)
  • レッドウイング(REDWING)
  • サンダース(SANDERS)
  • ジャランスリウァヤ(JALAN SRIWIJAYA)

などに適しているかと思われます。

あとは日本のファッションブランドによる別注品もこちらが良いかと。日本人に合わせた木型で靴を作っているのでオリジナルモデルより
若干丸みを帯びています。ユナイテッドアローズ別注のジャランスリウァヤやBEAMS別注のパラブーツやチーニ―がよいと思います。

※例として社名を挙げています。
 同じブランドでも使っているラスト(木型)により
 異なるモデルがよい可能性があります。

2.馬毛ブラシ

シューツリーに加えて大事なケア用品の馬毛ブラシ。
シューツリーと馬毛ブラシが靴のデイリーケアの基礎は成り立ちます。
日々の生活で靴を履き、帰宅後にシューツリーを入れて馬毛ブラシで表面についたホコリや塵をサッサッと落としてあげてから靴箱へ。
この一回30秒ほどのルーティーンが靴の寿命に非常に大きくかかわってきます。

登山用のチロリアンシューズ(有名どころだとパラブーツ)やワークブーツ(REDWINGなど)、あとは軍靴(サービスシューズ)を好んで履かれている方はあえて、ステインリムーバー(液体の汚れ落とし)などは使用せずにシューツリーをいれて軽くブラシを掛けるだけといった
楽しみ方をされている方もいらっしゃいます。
武骨でむしろクタっとした使用感を楽しむならこういう楽しみ方もありかと思います。

でも靴は大事に大事に履きたい方が大半でしょうからここではオーソドックスなケア法をご紹介させて頂きます。

帰宅時の靴箱前の土埃やチリ落とし、フルメンテナンス時のホコリ落としに馬毛ブラシは使用します。
馬の毛は細くしなやか。靴の隅々に行き届くので汚れを掻き出してくれます。
日々のケアなら靴ヒモは抜かず全体にササっと。
休日のフルメンテナンスは靴ひもを抜いてシュータン(靴ひも裏のベロのような部分)も綺麗にしてあげましょう。

靴のコバも入念に

コバは黄色い枠線で囲んである、靴のソール(底面)との境目部分です。
この溝にも結構ホコリ等たまりやすいので
歯磨きの時の歯の隙間の汚れをを掻き出すようなイメージでササっとブラシ掛けしてあげてください。

老舗トップレザーケアブランドのコロニルさんが出しているこのブラシは
この価格で欲しい機能をすべて備えている点が素晴らしいです。
ブラシ自体が適度に大きく、手が大きい方にも持ちやすい用に溝がある。毛も奥まで入りやすいように長め。
中でも個人的に一番大きな要素はブラシが反っていることです。

ブラッシングはこのように靴に対して行うのですが、慣れないうちは
反りがないまっすぐなタイプを使ってザカザカとブラシをかけてあげるとブラシ本体や手などが当たってしまうことがよくあります。
折角綺麗にケアしてあげたのに革表面に傷が入る要因になりかねないので
ブラシの反りは個人的には評価ポイントです。

ブラッシングのタイミングとしては主に帰宅後、玄関で靴を脱いだ直後。

このタイミングで行うのは汚れが付着した状態で靴箱に放置しておくと
靴に塗っているクリームをチリやホコリが吸収してしまって色ムラやカビの原因になったり、
汚れをよく落とさないまま次のクリームを塗りこむと革に細かな傷を入れかねません。

片足15秒もあればブラッシングできます。履くたびにやるのは面倒、、、とお思いの方。
両足ほんの30秒。あなたの時間を靴にほんの一握りかけてあげて。靴もエイジング(経年変化)という形で応えてくれます。

3.ネル生地

ネル生地はフランネル生地とも言い、布表面がフワフワと毛羽立ち起毛している生地のことを指します。
生地名だけではあまりイメージができないでしょうからざっくりお伝えするとよくTシャツなんかに使われている生地です。
このネル生地に汚れ落としのステインリムーバーや靴をピカピカにする鏡面磨きのワックスを取ったり、
靴クリーム塗布後余分なクリームを取ってあげる際に使用します。
ここで一つワタシが感じていることがあるのですが、靴磨きの指南サイトを何件か拝見しますと
「シューケアの際のネル生地は着用しなくなった古着のTシャツで構いません。」
と、記載されている方がほとんどでした。

「えっ、着なくなったTシャツなんてないよ・・・?」

指南してくださる方たちは優しさのつもりで着古してヨレた古着でいいですよと。
決して “お前の持っている服を切れ!” などと悪気があって仰られているわけではないのでしょうが、
いろいろな洋服を買ったり売ったりして最終的にクロゼットに残ったのは一生の相棒たち。
自分の中でのネル生地の情報が”Tシャツ”しかなかったものですから、
ワタシは「ユニクロかドン・キホーテで靴磨き用の白いTシャツを買ってそれを切ればいいのかな…
でもわざわざそのために買って切るのももったいないな…」と本気で悩みました。笑

ここではかつてのワタシのような迷える子羊を作らぬよう、オススメの方法をお伝えいたします。

ネル生地の入手方法は大きく分けて二つ。手ごろな大きさに裁断されている既製品の靴磨き用のポリッシングクロスを購入するか
生のネル生地を買い自分で裁断するかです。
そして生のネル生地はネットショップか地域にある手芸店(ソーイングショップ)が主になります。

既製品のポリッシングクロス

【既製品ポリッシングクロス(ネル生地)】

メリット

  • 開封したらすぐ使えるので自分で裁断する手間がない
  • 指に巻く際に糸くずが出にくい
  • シューケアブランドが選定した上質な生地

デメリット

  • 使用回数に対する単価が高い
  • 内容量が少ないので一度に大量に注文するか都度注文する手間がある
【父の日特集!500円OFFクーポン配布中!】ケア用品 コロニル ポリッシングクロス

すでに裁断済み。適度に毛羽立ちが抑えられていて糸くずが付着しないのが最大の強味です。
フリーハンドで生地を裁断するとどうしても糸くずがポロポロと出てしまうので
裁断の手間の省略と加工賃に対してこの値段で上質なクロスを買えるのは、めんどくさがりにはいいかも、けどそもそもめんどくさがりが靴磨きなんてするのかどうか…


基本的に靴磨き用のクロスは洗濯せずに使い捨てなのでこのクロスですと綺麗に使えるのは裏表の四隅と真ん中合わせて10回分くらいでしょうか?

生地から買う方法

個人的にオススメなのはこちら

生のネル生地、いわゆる白ネルというやつです。
本当に生地そのものなのでサイズを迷われるかもしれませんが、カットして好きなサイズ購入できる場合ワタシは1m~1m10cmでの購入をお勧めします。


小さすぎず持て余さないちょうどいいくらいが1m前後です。
そして裁断サイズは1本横6~7cm×縦50cmがおススメ。生地購入3回目、靴磨き回数が50回超えたあたりで私が辿り着いたサイズです。


縮みを考えず綺麗にすべて切れたとして靴磨き用ネルが20本できます。
仮に1本を1回の靴磨きで使い切ったとしても20回分。革靴は2日に1回履いて8回~10回履いたら一度メンテナンスすると考えると
半年は余裕でもつ計算です。非常に経済的。

購入後、使用する前に一度洗濯することを私は推奨しています。
購入直後の状態では毛羽立ちが激しいのと保管状態によっては汚れが少なからず付いているので
100円均一にも置いている洗濯ネットで構いません、畳んで入れて蛍光増白剤と塩素系漂白剤不使用の
洗剤で一度お洗濯してあげてください。
洗濯により毛羽立ちが適度に抑えられ靴に毛が付くのを抑えられます。

注意点としては


・生地を裁断する前であること
・過度な水さらし(長時間洗濯や長時間のすすぎ)と過度な脱水


はやめてあげてください。生地が傷むことで生地表面が荒れ靴磨き(特に鏡面磨き)の際靴自体を傷つけかねません。

シャツなどに使われている生地ですのでお洗濯で多少縮みます。ですので
購入時に自分でカットサイズを決められるのであれば気持ち大きめで購入されるのをおススメします。

4.クリーニングクロス(汚れ落とし用の布)

靴磨きに使う生地は鏡面磨き(ハイシャイン仕上げ)や仕上げ磨きなんかは
目の細かく磨いたときに傷つけにくい柔らかい無地のネル生地が良い効果的です。


靴の汚れを落とすときはクリーナー剤を使って汚れを浮かせ、それを布でふき取ります。
その性質上、生地の目が粗く、ネル生地に比べ引っ掛かりが強いものをオススメいたします。

靴磨き界のカリスマと言えば知らない人はいない
長谷川裕也さん率いるBriftHも

汚れ落としにはサラサラとした綿100%生地の
元ホテルシーツを使っているそうです。
(2015年の記事なので今はわかりません)

「・・・これ、個人で欲しくありませんか…?」


BriftHさんも裁断済みのクリーナークロスを販売されていますが
個人で汚れ落とし用の元ホテルシーツを手に入れる方法があります。


皆様は”ウエス”、という生地をご存知でしょうか?

工業用品のメンテナンス用やDIY時の汚れ落としに使用する用途が主ですが
リース契約が終了した元ベッドシーツです。


洗濯や使用によって適度に生地の油が抜け、カサついた感触が汚れ落としにピッタリです。
生地も薄いので、指によく巻き付き最高の使い心地。
デメリットがあるとするなら生地を選べない、というところです。
検品落ちになったものからウエスへと名を変えるので入っているものがすべて同じとは限りません。
私は梱包前にクリーニング済みのこのメーカーで購入していますが
他社メーカーのなかにはクリーニング前にはじいたものを
梱包しているところもあるみたいなので
想像以上にコンディションが悪い場合があります、ご注意を。

あ、クリーニング済みでも一応ご自宅でも使用前にご自宅で洗ってあげましょう。
外袋がこんな感じで少し汚れている場合が多いので中もホコリなんかが付いているかも。

この値段で1kgも入っているのでもう汚れ落とし放題ですよ!
使い捨てる前提なのでざっくり使ってあげてください。

ちなみに↓

1kgでこのくらい入っています。

着古した古着もお洗濯と着用で生地のコンディションが汚れ落とし向き。
もちろんシューケアの全行程を白ネルで綺麗に行うことはできますが、
仕上げ磨き用の質の良い生地を長持ちさせたいのであれば
汚れ落とし用の布を別で用意するのもよいと思います。

生地 裁断のポイント

裁断に入りましょう。

ネル生地オススメ寸法
横6~7cm×縦50cm

ウエスオススメ寸法
最大限長く

ネル生地 裁断ポイント

裁断時に重要なのがハサミです。
普通に使用すると糸くずが出るのに悩まされることになります。

画像右が裁断直後、左が布の上・下・真ん中の三か所を始点として3回指に巻き付けてほどくを繰り返したもの、結構糸くず出てます。

この糸くずのなにが良くないか、といいますと
ケア時にゴミが増えるのはもちろん、糸くずを巻き込んで靴を磨くことで
汚れの付着につながるのみならず、ワックスが乗りにくい弊害があります。


シューケア時に塗ったクリームやワックスが一番油分(粘度)がありますので
ネルの抜け毛が絡まりやすいためです。

この現象を解消できるものがあります。

裁断面をギザギザにすることで糸のほつれを出にくくすることができます。

ほつれからくる糸くずを全くでなくするということは物理上不可能ですが、上記で紹介いたしました、仕様前の洗濯とピンキングばさみを徹底してただければかなり解消できるかと思います。

実際に裁断するとこんな感じ。

ウエス 裁断ポイント

ウエスはネルと違い使用中に糸くずが出にくいので裁断方法が非常に楽です。
普通の裁ちばさみで一度切り込みを入れたらそのまま
縦に引き裂くだけでハサミで切るよりきれいにまっすぐな汚れ落とし用の布が完成します。
ここもポイント高いです。
ただでさえサイズが不揃いなので・・・。

これくらい切れ込みを入れたら、あとは勢いよく引き裂きます。

やってみると結構楽しいです。

注意点

100円均一のピンキングハサミは絶対にやめてください。
波型とギザギザを切り替えられるタイプの物をワタシも購入して試しましたが
折り紙や画用紙以上に厚い生地を裁断することはできませんでした。
安いからといってなんでも100円均一で揃えるのはよくないですよ。
安物買いの銭失いです。

5.汚れ落とし

ステインリムーバー

出典:https://m-mowbray.com

水性の汚れ落としです。
具体的には靴クリームを塗布する前に
ブラシでは落としきれなかった靴の汚れを落とす際に生地に10円玉くらいのサイズを取って靴を拭きあげます。

300mlがちょうどいいです。
サイズ展開として60mlと500mlもありますが60mlを5回買うより1000円以上お得ですし、持て余さないです。


500mlを個人で使い切ろうとしたら半世紀分くらいあるので少し多すぎると思います。
路上で靴磨きをしたりお店を持たれている、または革靴を何十足も持っているのでしたら
最大サイズが2000円以上お得なんですけどね。

【ステインリムーバーの主な使用用途】

  • 汚れ落とし
  • 新しい靴クリームを塗る際の古い靴クリーム落とし
  • 靴の内側の黒ずみ汚れや靴底の汚れ
  • 雨の後に着用による白い斑紋(塩分)汚れ
  • 靴底ケア時の汚れ落とし用

などに使えます、万能です。
ほぼ、必須アイテムです。

軟水ベースの水性汚れ落としなので革の通気性確保に一役買い、洗浄力をもちながらクリーナーのなかでは革に対して比較的優しいです。


防カビ剤配合なので革靴をあまり履かなくなる夏季に靴箱に長期収納する前に使用するのもいいですね。一般的な革靴はもちろん、ガラスレザー靴やパンプス、ブーツにも使えます。
あとはレザー用品全般の汚れ落としや使用する前のプレメンテなどにも。
皮革によっては量が多いとシミになるので、まずは目立たないところで仕様して問題ないか確認してから使用しましょう。

レザーバームローション

出典:http://saphir-jp.com/

【レザーバームローションの特徴】

  • ミンクオイル配合のトータルケアローション
  • ビーズワックスに加え、ミンクオイルを配合、高級な天然成分をリッチ
  • 無色ですので、どんな色の革製品にもご利用可能
  • 汚れを落とすと共に、綺麗な光沢を出します。
  • 栄養成分が皮革に浸透することで革を柔らかくし、劣化やひび割れから皮革を守ります。
  • フランス製
  • スムースレザー製品全般にご利用いただけます。

アベル社のブランド、サフィール。
その高級ラインに位置するサフィールノワールのレザーバームローションです。

トロトロと粘度が高くモウブレイのステインリムーバーに比べるとかなりもっちりしています。
汚れ落としの力は粘度がある分、布に汚れをからめとりやすいのでステインリムーバーに負けず劣らずですが
注目すべきは成分です。
蜜ロウ(ビーズワックス)が入っているので革自体に栄養を与えながら汚れも落とせるんです。
保革、光沢、補色効果を与えながら革へのダメージを最小限に抑えてくれる優れものです。

ほぼ無臭のモウブレイのステインリムーバーに比べ、
レザーバームローションは匂いが独特でココアのような匂いがします。
これに関しては好き嫌いが完全に分かれると思います。個人的には大好きですが。笑

靴磨きはメンドクサイ作業ではなく趣味や自分磨きにしてほしいワタシからすると
ここが分かれ目なのかな・・・。

レノマットリムーバー

出典:http://saphir-jp.com

【レノマットリムーバーの特徴】

  • 圧倒的なクリーニング力の革用クリーナー。
  • 革表面にこびりついた古くなったワックスや靴クリーム、汚れなどを強力に、素早く落とします。
  • カビや、塩吹き(雨の後に革表面に浮き出る出る白い汚れ)の除去に使用できます。
  • 揮発性が高いので、カビと同時に、発生要因である「湿気」と「汚れ」も併せて除去します。
  • フランス製

最強の汚れ落とし剤、サフィールブルーラインのレノマットリムーバーです。
汚れの種類によって汚れ落とし剤の効く・効かないがあるため、汚れ落とし剤はこれ一択!、とは一概には言いきれませんが
水性のモウブレイ ステインリムーバーで落ちない汚れがあるのであればこのレノマットリムーバーの出番です。
中性タイプの鉱物系汚れ落としで、カビや塩吹きなどにはもちろん、ワックスまで落とせてしまいます。
レノマットリムーバーを使用した際は皮に含まれる油分も
抜けてしまうので使用後は入念に保湿してください。

注意点

  • スムースレザー用です。スエードなどの起毛革には使用できません。
  • ご使用される際は、目立たない部分で試してからお使いください。
  • 強くこすりすぎると革の表面を傷めますのでご注意ください。

ノマットリムーバーは最終兵器にしましょう。

取り扱いが非常に難しい部類に入ります。


革自体を完全にスッピンにしてしまうので使用後は革が明らかにカサカサです。

半年に一度のすべてのクリームやワックスを落として靴のコンディションをフラットに戻してあげるときや、どうしても落ちない汚れに対してのみ使ってあげましょう。
毎度使用すると革の表面に深刻なダメージを与えてしまい、

使用方法を間違えると画像のように銀面(革の表面)がはがれ落ちてしまいます。
これは人間でいうと皮膚表面がはがれている状態。
ワックスも乗らなくなります。

6.靴クリーム

靴に対して潤いや栄養分を与える用途で使っていきます。
人間の皮膚と同じで靴やレザー用品はもともとは獣の皮膚だったわけです。人間も皮膚が乾燥したときや洗顔後などはスキンケアをしますよね?
靴も同じです。何もケアせずに履き続けると
乾燥や摩擦により革が割れたり、不具合が発生します。

よく、シューケアはお化粧に例えられます。
洗顔やメイク落としを使用して化粧水や乳液で保湿、そしてメイクアップといった流れになるかと思いますが
これをシューケアに置き換えますと

  • 洗顔やメイク落とし→ステインリムーバー
  • 化粧水や乳液→デリケートクリームや靴クリーム
  • メイクアップ→鏡面(ハイシャイン)加工

となるわけです。

この化粧水や乳液にこの項目では触れていきます。

デリケートクリーム

出典:https://m-mowbray.com

【デリケートクリームの特徴】

  • 無色の為、靴の色を選ばず使用できる。
  • 水分の含有量が多く、浸透しやすいため乾燥に効果的。
  • ベタつきが無く、使いやすいため初心者にも使いやすい。
  • 靴以外の革製品にも有効

一家に一台、もとい一家に一瓶。
モゥブレイのデリケートクリームです。
乳化性のクリームで革に潤いや栄養、柔軟性を与えてくれます。
スエードやヌバックなどの起毛革やエナメル、爬虫類系の革には使用できません。
並びにヌメ革に使用すると風合いが少し変化しますのでご注意を。
デリケートクリームは革靴やレザー用品を初めて使用する前のプレメンテナンス時に
汚れ落とし後、最初の潤い補給に使用してあげましょう。
その後は革が若干乾燥してきたな、、、と思ったら塗布してあげてください。
革がしっとりしてまた息を吹き返すようなそんな感じさえしてきます。

サイズ展開は60mlと200mlの2サイズ。
靴が一足しかなくても結構使用頻度は高いので
200mlが良い…のですが最初は60mlを購入し、次回からは200ml購入を私は推します。

サフィール ビーズワックスファインクリーム

出典:http://saphir-jp.com

【サフィール ビーズワックスファインクリームの特徴】

  • 伸びの良い乳化性クリームで、染料の定着が良く補色効果が高いことが特徴です。
  • ビーズワックス(ビーワックス)の配合率が高く、革に対する、栄養・保革効果、光沢、汚れ落とし効果があります。
  • 革を暗くしにくいアーモンドオイルが配合されており、婦人靴などの淡色にも適しています。
  • ビーズワックスが、“栄養・保革効果”
  • カルナバワックスが、“光沢”
  • テレビン油が、“汚れ落し”
  • アーモンドオイルと水分が、“潤いと柔軟性”を与えます。
  • スムースレザーに栄養を与え、劣化を防ぎ、外からのダメージから皮革を守ります。
  • 顔料の配合率が高く、その補色効果を活かした色落ち時の補色や、色付けとして利用されています。
  • 色が“浸透する”のではなく、色が“乗る”イメージです。そのため、色が合わなかった場合などは、SAPHIR(サフィール)レノマットリムーバーなどでクリームを落として、やり直しが可能です。
  • フランス製

まずは靴クリームのエントリーモデルと言っても過言ではないでしょう、
サフィールのブルーライン、いわゆる青缶の靴クリームです。
まず一つ言いたいのは、高品質なのに安い。
そして次に驚くべきはカラバリ。
2018年現在なんとナンバリングは98まであります。

男性の革靴はもちろん、女性のスムースレザーのパンプスには
パステルカラーのかわいい物ありますよね。
そういうニーズにもばっちり対応できちゃいます。
むしろカバーできる色の数のほうが少ないんじゃないかなと思うほど。

サフィール ノワール クレム 1925

出典:http://saphir-jp.com

【サフィール ノワール クレム1925 の特徴】

  • 高級天然素材をふんだんに配合した、世界で最もリッチな靴クリーム
  • 靴に、高い栄養と、圧倒的なツヤ与えます
  • 着色力の高さも特徴
  • コスメ成分としても注目されるシアバターの他、ビーズワックス(みつろう)、カルナバワックスなど、6種類の天然ワックスを配合
  • 世界靴磨き選手権/日本靴磨き選手権 オフィシャル靴クリーム
  • 油性
  • フランス製

サフィールの高級ラインサフィールノワールのクレム1925です。
ベルルッティやエルメスなど名だたる高級ブランドのケア用品を卸したりしていますので
品質はお墨付きです。

水分が含まれていない油性のクリームで、ロウやワックスでクリームが構成されていますので
革の保革を行いつつ、重厚感のある光沢を出してくれます。
色の展開も多く、補色効果も高いので靴の色に合わせた色を各色揃えたいところ。
万能なニュートラル(無色)タイプもあります。

ただ結構塗った直後は人によってはギラギラ感が強すぎたり、
革の質感がとても良い靴に対して使用すると少し言葉は悪いですが
下品になったりするかもしれません。

黒色のクリームを軸にしてお話ししますが
若干赤味がかった黒色をしています。

クレムはロウやワックスなど油分で構成されたクリームです。
ですので革に油分を補給することはできますが水分の補給には向きません。
ですのでクレムに限らず油性のクリームを使用する際は
必ず汚れ落とし→乳化性のデリケートクリーム→靴クリームの順番でケアしてあげましょう。

イングリッシュギルド ビーズリッチクリーム

出典:https://m-mowbray.com

【イングリッシュギルド ビーズリッチクリームの特徴】

  • パッケージの見た目とは裏腹に柔らかなテクスチャー
  • ナチュラルワックスを使用した蜜蝋入りの香り豊かなクリーム。
  • 浸透性の良さと重厚な光沢感が特長です。
  • 見た目はオシャレな雰囲気も評価ポイント

青みがかった黒色をしています。ブルーブラック。
深みが増し、奥行きがあり吸い込まれるような黒になります。
クレムのガツンとした輪郭に対しシャープネスな感じなので
ノーズ(靴のつま先部分)が長めな靴やイタリア靴などはこれを塗るとシャキッとします。
水分含有量多めなので、靴に潤いを与えます。

モウブレイ プレステージライン クリームナチュラーレ

出典:https://m-mowbray.com

【モウブレイ プレステージライン クリームナチュラーレの特徴】

  • 有機溶剤を使用していない天然成分で作った皮革用クリーム
  • ベタ付きが少なくツヤが長持ちします。
  • 皮革への浸透性が高いので、厚塗り感が出ない
  • 革に深く浸透して革の発色が良くなるので、皮革本来の色つやを発揮させます。
  • ナチュラルな光沢感を得ながら、皮革に栄養を与えて天然皮革の風合いやコンディション改善させます。

クリームナチュラ―レは有機溶剤が入っておらず、補色効果も
クレムなどの顔料で補色するタイプではなく染料のみで色を出しているので塗った後もべた付かずサラサラとした質感です。


黒色の場合は緑と青を深くしたようなグレーに近い黒色をしています。
靴に塗った後の透き通るような透明感あり、革本来のナチュラルな光沢を引き立てます。

コロニル シュプリーム クリーム デラックス

出典:https://www.collonil.jp

【コロニル シュプリーム クリーム デラックスの特徴】

  • 有機溶剤不使用
  • 皮革への浸透力が高いシーダーウッドとラノリン等の天然オイルをブレンドしたクリームです。
  • バランス良く保革/栄養効果/柔軟性を与えます。
  • 皮革内部へゆきわたることで繊細な皮革繊維に潤いを与え、深みのあるしっとりとしたツヤが生まれます。
  • フッ化炭素樹脂が撥水効果をもたらします。
  • コードバン/ブラッシュレザー(特殊研磨加工した革)に効果的

(Amazonの場合、現行のものと中身は同じで包装が簡素な代わりに安価な並行輸入品お勧めします。ワタシもこれです。)

ジャンルとしては栄養クリームなのでデリケートクリームの項目に並べるか迷いましたが
私はこれ一つで済ませてしまう靴があるのでこちらに記載します。

このクリームは靴だけでなくレザー用品全般に広く使えます。
シダーオイル・パームオイル・ビーズワックスを軸の
乳化性の靴クリームです。ざっくり例えると同社のデリケートクリームにロウ分を入れたような感覚。
私もレザーのバッグやウォレット、バングルにレザージャケットはこれでケアしてます。
ギラっとした光沢が出るわけではなく革本来のナチュラルな艶を引き立てるのが特徴です。
シダーウッドオイルを使用しているのでめっちゃおしゃれな代官山とかにある雑貨屋さんみたいな香りがします。

レザー用品は靴に比べるとクリーム類の塗布回数が少ないので
デリケート塗ってクリームよりかは
シュプリームクリーム一個で済ませたほうが質感的にも作業感がなくなり
お手入れが楽しくなってくる。香りもシューケア用品の中では断トツでリラックスできる匂いがするので気分的にもオススメしたいです。

革表面にすっと馴染んで靴の表情を整えるとともに
その靴に使われている革の質感を生かすような”うるうる感”が出ます。
デリケートクリームと油性クリームのコンボもいいですが、ずぼらな人はこちら一つで済ませるのもオススメです。

7.豚毛ブラシ

出典:https://www.nihonbashi-edoya.co.jp/personal/shoes.html

豚毛ブラシは馬毛に比べて強く、コシがあります。
油性のクリームを塗った後、ブラッシングしてあげます。

その際にこの強いコシが革表面をマッサージしつつ、クリームを浸透させ艶を出してあげる要因になるわけです。
そして豚毛ブラシは靴クリームの色の数だけ持ちましょう。
ブラシのクリームの色が色写りしてしまうのを防止するためです。

豚毛のブラシはシューケア用品のなかで一番”育成”の要素が強く出ます。
クリーム塗布後のブラシ掛けの回数を行うことで、ブラシが靴クリームを吸い、クリームの成分が蓄積されていきます。
最終的には、この育ったブラシで軽くブラッシングしてあげるだけで、靴にギラっと艶が生まれるようになります。

豚の毛は白と黒の二色ありますが、白色がオススメです。
このブラシが何色のクリームを使用していたか可視化できるのためです。

価格としては、1000円前後の物でも、十分効果を発揮します。
初めのうちは、この価格帯の物でも十分かと思います。
豚毛は、クリームの色ごとに変えなければならないので、数本いります。
初めのうちは出費を抑えたいと思うのでそういった意味でもオススメです。

より、豚毛ブラシに拘りたいのなら

シューツリー程、効果の違いはあまりありませんが、抜け毛の少なさ、プロダクトのクオリティと共に満足度は非常に高いでしょう。

何より、見た目がカッコよく、インテリアの一部として、置いておくだけでもおしゃれな空間を演出してくれます。

サパトロ ブエノ Zapatro Bueno ポリッシュブラシ 豚 (オーベルシー)

必須ではないがあると役立つシューケア用品

1.ペネトレイトブラシ

出典:https://m-mowbray.com

床屋さんで髭剃り用のクリームを泡立てるブラシのような見た目のブラシです。
主なメリットは以下の通り

【ペネトレイトブラシを使用するメリット】

  • クリームの塗りすぎ防止
  • 指で塗れない箇所にクリームを届かせたいとき
  • 指を汚したくないとき

ペネトレイトブラシの使用用途で一番大きいいのは「塗りすぎ防止」という点です。
初心者の方は十中八九クリームの適切な量が分からず、塗りすぎてしまいます。

ただし、ペネトレイトブラシを使用せず、手で塗るメリットも存在します。
人間との皮膚同士、クリームを塗りこむときに指先で人肌に温めながら
塗ることで親和性が高くなります。
これは靴磨きのプロのBriftH長谷川さんも仰られています。

豚毛ブラシ同様、クリーム色ごとに使い分けましょう。

2.ワックス

出典:http://saphir-jp.com

【ワックスを使用するメリット】

  • ビフォーアフターの違いが出やすく、靴磨きのあとの満足度が高い。
  • ぶつけやすい爪先の保護
  • 安価な靴でも高級靴に見せることが可能

ワックスは主に靴のお化粧である鏡面磨き(ハイシャイン)に使用します。

シューケアは人間のスキンケアに例えられることもお話ししました。
洗顔をして汚れを落とし、保湿/スキンケアをする。
本来、革靴に必要な栄養素の補給はここまでで十分です。

鏡面磨きこれがワックスを使った化粧に当たります。
革表面の毛穴の凹凸をワックスでふさぎ均一にして
薄い鏡のような層を作りピカピカにする技術です。

もともと高価な靴を持たない人が
手持ちの安価な靴でパーティに行く際に生まれた技術、という逸話があります。

SNSが浸透した今、靴磨きをした後のビフォーアフターが視覚的に分かりやすく、インスタ映えもする為、近年急速に認知された印象を受けます
靴のメイクアップですから私服に革靴を合わせる際
コーディネートに華があるようになり
ビジネスシーンでも靴がピカピカに見えカッコいいです。

ステインリムーバー等の水性クリーナーではワックスは落ちきりません。
故に、初心者の方にはと入り扱いが少々難しいです。

落とす方法としては

  • 豚毛ブラシで鏡面をたたき割る
  • 専用のハイシャインクリーナーでふき取る

などがあげられます。

革に対するダメージの有り無しは置いておいて、丁寧に行うことでどの方法もスッピンに近い状態に戻すことができます。
半年に一回ほど行うフルメンテナンスのときにワックスも一度落としてあげましょう

いろんな種類のワックスがありますが、クリームと違って商品によっての出来上がりの差は生まれにくいです。それよりも技術力が大きく反映されます。
チャレンジしたい方は練習あるのみです。

オススメ、サフィール ノワールのワックスです。
癖が無くて使いやすい。靴磨き選手権でもよく使用されます。

3.ヤギ毛ブラシ

出典:https://bootblack.jp

【ヤギ毛ブラシを使用するメリット】

  • 鏡面磨きの仕上げに仕様することでよりピカピカに
  • 靴全体に使用することでよりピカピカに

ブラシは馬、豚を紹介しましたが
それよりもさらに柔らかいのがヤギ毛。
前項ワックスで行った鏡面加工の仕上げにヤギ毛に少しだけ水をつけて
靴全体をブラッシングし、輝きをより一段階引き上げることが可能です。

難点はほかのブラシに比べ、かなりこ高価なところです。
かといって、安価な物を買うと毛の繊維が硬かったり、太かったりしますので、このブラシに関しては高価な物、特にブートブラックの物がオススメです。

こちらは、靴磨きの基礎がある程度できる方向けです。

4.ハンドラップ

出典:https://www.as-1.co.jp

【ハンドラップを使用するメリット】

  • 鏡面磨きに必要な”水”を効率よく使用できる
  • 見た目がカッコいい、磨いている時の所作が美しくなる

ハンドラップは理科の実験で使うアルコールランプのような形をしており、
主にワックスによる鏡面加工の際に使用します。
ハンドラップに水を入れネル生地を指に巻いた後、
上部のたたく事で適量の水が出ます。

力加減によって水の量が変わるため慣れが必要です。

鏡面磨き以外にはヤギ毛ブラシにこれで少量水をつけて
靴の最後の仕上げ磨きに使ったりもできます。

オススメは、蓋がしっかり閉まるアズワン製の物がいいです。

5.コバインキ

出典:https://bootblack.jp

【コバインキを使用するメリット】

  • もっとも傷つけやすいコバ部分の補色が容易にかつ、綺麗に仕上がる。

靴は歩くと擦れて傷が入ったり色が落ちたりします。
靴底に近づけば近づくほど。

その際このコバインキでコバを補色してあげるわけです。
経年劣化として避けては通れないものですが、色が抜けることで直接的に機能面に絡んでくるわけではないこととワックスで代用が可能なことからこの項目に書きました。
しかし、コバをワックスのみで仕上げるより圧倒的にきれいに仕上がります。

第一印象で靴の表面は見られてもコバまで綺麗かどうかは、よほどの靴好きでない限り見ないと思います。
しかし、経年劣化が進むと削れたりキズが入ったりとみすぼらしくなってくるので
私は定期的に補色してます。

オススメはブートブラックのコバインキです。
染料ベースですので、取り扱いがしやすいこととむらなく仕上がる為です。
正直、コバインキはほぼこれ一択です。

靴磨きのやり方

  1. シューツリーを入れる。
  2. ホコリやゴミを払い落とす。
  3. 古くなったクリームを落とす。
  4. デリケートクリームで栄養を与える。
  5. 靴クリームで油分の補給
  6. 豚毛ブラシで余分なクリームを落とすとともに艶を出す。
  7. お好みで鏡面磨き

初めのうちは時間がかかってしまうかもしれませんが、慣れればここまでの工程なら10分程度でできます。

1.シューツリーを靴に入れる

シューツリーを入れます。
履きジワを伸ばし、細部までクリームを届かせるためにシューツリーは必ず入れましょう。


スレイプニルのようなスプリング式のシューツリーは
靴全体のシワがきれいに伸びるので慣れるとよいですが
靴を持ち上げたときに重たいのと少し持ちにくいので


100円均一で置いているようなスプリングでテンションをかける物でも大丈夫です。

その後自分に合った方法を選択すればよいと思います。

2.馬毛ブラシで、ホコリやチリを除去

汚れがたまりやすいコバの部分は特に念入りに行いましょう。

画像では、紐をほどかず行っていますが、シュータンに汚れがたまっている場合をそちらも忘れずに。

3.ステインリムーバーで汚れ落とし

このくらい、少量でかまいませんので、シミにならないか確認しつつ少量ずつ使用します。

この時、目立ちにくい踵の内側からやっていくのがオススメです。

ウエスの巻き方はこんな感じで巻いていただけるとやりやすいかと思います。

4.デリケートクリームで保湿

ステインリムーバーで汚れを落とし、布で全体を乾拭きして乾いたら
デリケートクリームを塗布します。

そのご、豚毛ブラシでブラシイングしてあげるよりいいでしょう。

5.靴クリームで油分の補給、艶出し

手で塗る場合は塗りすぎを防ぐためごく少量を複数回
ペネトレイトブラシはこれくらいの量でも靴全体に塗れます。

豚毛ブラシでブラッシング。
ちょっと力が強いかな?と思うくらいで構いません。
イメージとしてはブラシでクリームを押し込む感じです。


この工程で、一気に靴が光ります。

初めて磨く方はこの工程で感動すると思います。

6.余分なクリームを落とす。

全体をブラシがけして十分にクリームが革に馴染んだな、と思ったタイミングで布で、浸透しきらなかったクリームを拭き取ります。

この時、布にクリームが付かなくなるまで、拭きあげましょう。
(完全につかなくなるのは不可能なのである程度で大丈夫です。)

工程としては以上になります!

ここまで長々と紹介しましたが、慣れと経験で
自分に合う磨きスタイル&道具を見つめなおしていくと
さらに楽しくなってきます。

最後に

はじめに記載しましたがSNSの浸透により情報が無料で、
しかも高品質なものが集まるようになった時代です。
それに相反してか、否定はしませんがファッションはファストファッションを台頭に
どこか使い捨て文化のような。履きつぶし、着つぶす。そしてモノの一生が終わる。

そこに一石投じたい。

そんな思いでこの記事でご紹介させていただいているものはすべて使用し
そのうえでよかったことと悪かったこと、
自身の体験と感じたことを包み隠さず書き起こしました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
皆様の足元が少しでも輝きますように。

コメント